Priceless 02

2010/10/29

さすがふみちゃん、逆にもってる!

北別府は、希望のおもちゃんに当たり、その重さに頭上に上がり、キャラメルに着地。おもちゃ、倒れず。
ふみちゃん「え?」
店のオヤジ「あー、見事にキャラメルゲットだ。へい。おめでとう
そのキャラメルを食べながら帰るしかないふみちゃんたち。
ふみちゃん「すげー甘い!な、両太。このキャラメル普通のやつより甘いやつだ」
兄「全然フォローになってねぇし。あのボール大事なものじゃねぇのかよ」
ふみちゃん「いんだよ」
兄「バカだよなー、ビール代の300円も使っちゃって」
ふみちゃん「バカ?おい、今バカつった?(キャラメルで口の中ねたねた)ばかへぁねへだろ、なぁ。なぁ、もうさ、おまえも元気出せよ。おまけやるから。キャラメル」
弟「誰これ」
出てきたのは武将。
ふみちゃん「信長じゃね?」
意外と武将姿の信長って見たことなくね?

貧困の相ふみちゃん

幸福荘に帰ってきて、他の住人からとてつもない貧困の相が出ていると言われるふみちゃん。
ふみちゃん「マジすか!」
兄「気にするな金田一。ここに住んでる人間はみんな貧困の相出てる」
ふみちゃん「あそうだ」
しげしげと本人を見つめる失礼さ(笑)
占い師「しかしあなたの窮地を救う、幸運の女神の到来が予想されますな」
ふみちゃん「幸運の女神!?」
幸福荘に入れば。
湯婆婆「おかえりーー♪♪」
ふみちゃん「幸運の女神?」
湯婆婆「500円♪」
ふみちゃん「はい…」
湯婆婆「確かに」
親指人差し指によって挟まれた500円玉を受け取ろうとする湯婆婆。離さないふみちゃん。小さな面積の中での熱い攻防!
湯婆婆「往生際が悪い!」
ふみちゃん「だって500円稼ぐのすげー大変だったんですよ!」
湯婆婆「知ってるよ。でも持っと大変なこと教えてやろうか。これを毎日続けること!明日もよろしく!」
兄弟「頑張れよー!」
湯婆婆「頑張れよ」
しょんぼりと部屋に入るふみちゃんでした。

祭りはまだ終わらない

兄「本当の祭りは祭りの翌日。小銭とかが結構落ちてんだ」
お祭り後の境内をお掃除しているふみちゃんたち。すると竹ぼうきの(懐かしい…!)の先に10円玉が!
ふみちゃん「ホントだ!」
兄「え?」
ふみちゃん「20円、北別府の背番号と一緒!」
ぱしっ!その20円はすかさず兄に持っていかれる。
兄「それは貰います」
ふみちゃん「俺のだろ!俺が拾ったんだから!」
兄「金田一さん、あなたにこの場所を教えたのは誰ですか?私の情報がなければ、あなたはこの10円玉を見ることさえできなかったんです!」
ふみちゃん「あーうるせうるせうるせ」
結果、ふみちゃんが手にしたのは。
ふみちゃん「七円かー」
円、となると、かの邪智暴虐の王(←走れメロス)寛太も搾取はしなかった模様。
兄「そんなんじゃビールぜってー無理だ」
ふみちゃん「ビール。それどころじゃないもんな」
弟「そんなビール飲みたいの?」
ふみちゃん「飲みてぇよ!世界一うめぇんだぞビールって。あれ?やべえ…。舌が味を忘れかけてる…!」
そんな三人の前に、なんともほどよいおばちゃんが。なんともほどよいおばちゃん加減。
兄「金田一喜べ。幸運の女神だ」
このおばちゃんについていって、アンケートに答えると、500円の図書カードがもらえて、それを金券ショップで換金すれば!
なんと450円に!
ふみちゃん「うほー!最初から教えろよ。これで今月やってけるだろ♪」
兄「あめーな、金田一。毎日やってる訳じゃねーから」
弟「その前に働けよ」
ふみちゃん「解ってるよ!誰?」
兄弟「知らない」
幸福荘の前には、二階堂さんが。

二階堂さんは、それどころじゃないんだ!

キッチンに座り、ふみちゃんがお湯を入れるのを待っていると、テーブルの上に飛んでくる戦国武将。
はっ!こ、これは!
ふみちゃん「お湯ですけど、どうぞ」
二階堂「おかまいなく」
そしてもっていかれる武将フィギュア。
ふみちゃん「で、俺がここにいるってどうやって解ったんですか?」
二階堂「あの企画開発営業部に問い合わせたんです」
また飛んでる武将フィギュア。
ふみちゃん「それで?二階堂さん」
二階堂「(はっ!)あの、でも解らなくて、行きつけのお店があるって聞いて」
弟「信長ー!覚悟!」
飛んできて床に落ちる武将フィギュア。
二階堂「それは織田信長じゃなくて、山中鹿介幸盛です!」
ふみちゃん「しかのすけ?」
二階堂「じゃなくて、あの…店のマスターに聞いたんです。ここらへんじゃないかって」
また飛ぶ鹿助に、それどころじゃない二階堂さん。
ふみちゃん「経理部の人が俺になんの」
その二人の間のテーブルに落ちる鹿助フィギュア。
はぁっ!となる二階堂さん。
ふみちゃん「もうさー、これ向こうで遊んでくれよ」
しかしあっさり投げ返すふみちゃん。
ふみちゃん「結局気に入ってんじゃねぇかよ、信長」
二階堂「鹿助です!じゃなくて、えと、9月10日にあなたが大阪に宿泊されましたか?」
また飛ぶ鹿助。それどころじゃない二階堂さん。
ふみちゃんが大阪に泊まった日は、情報漏えいをした日なので、おまえ、情報漏えいのみならず、カラ出張までしてたんじゃねぇだろうな疑惑とか追及してる場合じゃないんです。
はっ!またテーブルに鹿助!
と、手が出たんだけども、その手はぐわっ!とふみちゃんに握られる。
ふみちゃん「あんただわ!」
二階堂「え?」
ふみちゃん「幸運の女神」
兄弟が持っていってしまう鹿助。あーー…!それどころじゃないー!
ふみちゃんは、情報漏えいがあった日、自分が大阪にいたことに気付き、これで、自分が情報漏えいしてないことが証明される!とウキウキ。
二階堂さんは、後ろ、前、と、鹿助が飛んでいるものあdから、本当にそれどころじゃない。
しかし、二階堂さんがおかしいなと思った領収書だけでは証明にならない。
じゃあ、その出張を支持したなかい部長に話を聞きに行こう!なふみちゃん。
ふみちゃん「聞いてる?」
いや、もう、それどころじゃない二階堂さん(笑)

なかい部長の存在感たるや…!

ミラクル魔法瓶のエレベーターにふみちゃんと二階堂さん。
二階堂「ちゃんと話してくれますかね、もあいさん」
ふみちゃん「なんで」
二階堂「いや、一度金田一さんの件を伝えたんですけど、反応がないんです。やっかいごとに首をつっこみたくないタイプなのかなって」
ふみちゃん「そんなことないよ、ほんとはあの人」
で、エレベータを降りるふみちゃんたち。
そのエレベーターの中には、なかい部長が。
なかい部長「ほんとはなんなんだ…!なんだ俺捜してんだ!?」
まぁ、そのエレベータに乗ってた訳ですから、席になかい部長はおらず、じゃあ、いつもあの辺だね、という休憩室か、屋上にことに。
ふみちゃん「もあいさん、大体そこにいるからさ」
と、エレベータを降りながらいいましたら、その向かいになかい部長はいたんです。
なかい部長「なぜ気づかないんだ…。目、合った」
しかし、ふみちゃんは、なかい部長より前に、ふじっきー社長と出会うことに。
情報漏えいがあった、という日に、大阪に出張に行ってますと主張するふみちゃん。
ふみちゃん「その領収書持ってるんで」
ふじっきー社長「それがほんとなら、もう一度調査すべきですね。優秀な人材を無実の罪で失うのは会社にとって大きな損失だ。経営者といして見過ごす訳にはいきませんから」
ふみちゃん「ありがとうございます」
ふじっきー社長「ただ、今日のところは帰りなさい。観客がふえすぎた」
エレベータに乗るふじっきー社長に可愛い笑顔を向けるふみちゃん♪でも、エレベーターとじたら、ちょっと心配げ。

彼女には公園で発見されるふみちゃん

自動販売機の釣銭口、および、本体下に小銭がないか探すふみちゃんと兄弟。
もう会社に戻れるから、こんなことしなくてもいいんだ!というふみちゃん。しかし、50円発見にはテンションあがる!
ふみちゃん「おまえら裏回れ、裏!」
兄「せっかく板についてきたのにさ」
彼女「ふみくん?」
ふみちゃん「え?」
彼女「何してるの?」
まだ彼女との距離は遠い。ここで、以前、親子連れに不審に思われた時使った技を再度使う。
ふみちゃん「コンタクト落としちゃって♪」
彼女「そうじゃなくて、ここ数日ずっと連絡つかなかった」
ふみちゃん「携帯落としちゃってさ♪」
兄弟「金田一!」
50円とれたー!と喜ぶ兄弟を押しとどめ、彼女に近寄るふみちゃん。
ふみちゃん「あー、あのさ、もっかい連絡先聞いていいかな♪」
はいと名刺を渡してくれる彼女。携帯を見せても、メモするものを持っていないでしょう、という配慮か。かしこ優しげな彼女。
彼女「平日の昼間から何してるの?」
ふみちゃん「外回り」
彼女「そのカッコで」
ふみちゃん「そうなんだよねー、今の取引先が堅苦しいの好きじゃなくて」
彼女「会社くびになったんだよね♪」
ふみちゃん「知ってんの」
泳がせておいて刺す!というのは女の常套手段です。

チューできなかったふみちゃん

並んでベンチに座り、会社には戻れそうなんだ、なんて話を。
ふみちゃん「情報漏えいなんか身に覚えないからね」
彼女「よかったー。さすがに仕事ない人と付き合い続けるガッツないもん」
彼女に向かうように座りなおして、チューしようとしたけども、しゅーんとなるふみちゃん。
ふみちゃん「そうだよねー…」
彼女「よかったー」
ふみちゃん「何だよその目は」
隣のベンチには兄弟が。
いや、ふみちゃん。無職の人とわざわざ付き合おうとはなかなか思えないもんだよふみちゃん。しょうがないよふみちゃん。

二階堂さんは貧乏に詳しい

ふみちゃんが公園で食べられる草を探しておりますと。
二階堂「それ違います」
やってくる二階堂さん。
二階堂「食べるのならあっち。よもぎが群生してます」
釣りもしながら、領収書はなくなるし、異動させらるしの話をする二階堂さん。
ふみちゃん「あんたさ。俺に巻き込まれたんじゃないの」
二階堂「え?」
ふみちゃん「領収書のことも、異動も、俺に関わったとたんに起こった話でしょ?」
二階堂「確かに。あ」
小魚ゲットだぜ!
ふみちゃん「お、何ものなの、あんた」
草、魚を持って、会社に相当嫌われますけど、何やったんですか?とか話しながら帰っていたらパン屋さんが。
さっと入って、無料のパンのミミを2袋持って出てくる二階堂さん。
ふみちゃん「買ってくれたの」
二階堂「ただですから」
ふみちゃん「二つあるじゃん」
二階堂「交渉したんです。あ」
ふみちゃん「え?何々」
さらに野菜ももらって、大荷物。幸福荘到着前に、パンなどを二階堂さんに持ってもらい。
二階堂「あ、あの、あたし思ったんですけど、もあい部長は知ってるんじゃないですか?金田一さんが首になった理由?」
ふみちゃん「なんで」
二階堂「あたしが移動になったこと伝えたら、そう来たかって言ったんです。まるで解ってたみたいに。もしかすると関わってるんじゃないかなって」
ふみちゃん「えー…。もあいさんと飲みに行くじゃん。あの人、会計の時になるとしれーーっと姿消すのよ。目上の人と飲みに行く時はすごい高いもの頼むくせに、後輩と言った時は枝豆しか食わせてくれねぇの。後話つまんないし、酔うと同じ話何度もするし」
などという会話は、すべてなかい部長の前で繰り広げられております(笑)
家でも奥さんと娘さんから虐げられており、その姿が目に浮かぶなかい部長ですけれども。
ふみちゃん「でも、あの人は最後は正しい判断するんだよな。もあいさんは、絶対に間違わない」
ちょっと、じーーんな気づかれないなかい部長。
そこに、兄弟が出てきて、他の住人も出てきて、これバーベキューいけるでしょーー!と。

貧乏バーベキュー

バーベキューというか、何か、という何かが出来上がり、いただく幸福荘の人たち。
兄弟とと話してる二階堂さん。
すでにいないなかい部長。
ここにビールがあったら!なふみちゃん。
ふみちゃん「なんか、貧乏って、なんだかんだ結構楽しいっすね」
二階堂「それ、あたしが一番嫌いな発想です。今は物珍しんで楽しいと感じてるだけです」
兄「あんたに貧乏の何が解るんだよ」
二階堂「解るよ!よく知ってるもん。皆さん、それ美味しいと思ってます?」
これはこれでなかなか…とはいうものの、そりゃあ炭火焼和牛にはかなわない。幸福荘の暮らしも、床暖つきにはかなわない。
二階堂「ふかふかのベットで目一杯手ぇ伸ばして寝たくないですか?」
ふみちゃん「寝たい」
二階堂「ほら」
お金を持ってる方が強くて、貧乏は弱い!と主張する二階堂さん。
湯婆婆「あんたも苦労したんだね」
二階堂「え?」
湯婆婆「あたしはこういバーベキューもなかなか幸せだけどね」

大人ならではの貧乏対策。

こましな服でホテルに行き、そこらのパーティーに紛れるといいですよ、と、兄から教わりやってきた二人。
ふみちゃんはともかく、二階堂さんには、パーティー感0(笑)秘書です、秘書(笑)
しれーっと会場に入り、アミューズなどいただき、くぅぅーーー!ってなってから、さぁ、ビールに…!でもm、まだ口の中に残ってますからと、むぐむぐしてたら、まさかのぶじっきー社長とばったり。
招待されたのかな?と意地悪なふじっきー社長。
ふじっきー社長「世の中には、暗黙のルールというものがある。ここは君たちが入っていい場所じゃない」
ふみちゃん「…すいませんでした」
ふじっきー社長「それから、情報漏えいの件、改めて調べさせたよ。残念ながら君の疑いは晴れなかった」
二階堂「でもあれは!」
ふじっきー社長「出て行きなさい」
帰りながら悔しいですっ!な二階堂さん。
ふみちゃんも悔しい。
ふみちゃん「もうちょっとでビール飲めたのに」
二階堂「そこじゃないでしょー!?あんな状況じゃなかったらもっとがつんと言い返せたのに!」
ふみちゃん「でもあんたの言う通りだわ」
二階堂「え?」
ふみちゃん「よえーな貧乏って」

目の前にビールがやってきたのに、引きはがされたふみちゃん

兄「おかえり!」
コンビニ前で兄弟に言われるふみちゃん。
ふみちゃん「何やってるの」
兄「今日の稼ぎいくらだった?」
ふみちゃん「今日?」
えーーーっと、って、偉い姿勢で後ろポケットから小銭をかきだして。
ふみちゃん「524…」
弟「また500円ぎりぎりだね」
兄「しょうがねぇな、これやる!」
おお!ビール!!どしたのこれ!とふみちゃん驚愕。
兄「祭りの時からずっと飲みたがってたじゃん。昨日のパーティーでも飲めなかったみたいだし、取っとけ!」
弟「とっとけ!」
ふみちゃん「おまえ…!」
お懐かしやビール様!くらいの心持ちになりましたが、二階堂さんからすぐに来い!と言われてしまう。
なかい部長が会いたいとゆっていると。
ふみちゃん「いやでももあいさんまで巻き込んでいいのかなあ」
二階堂「向こうが言って来たんですから!それにすでに巻き込まれた私の身になって下さいよ!」
このビールをかきんこきんに冷やしておいて!と兄弟に託すふみちゃん。
ふみちゃん「帰ったらゆっくりいただくわ!」
断腸の思いでビールを託し、喫茶店に急いだふみちゃん。けれども、兄がコンビニ店員にとっつかまり、引き返すことに。

なかい部長の存在感たるや…!2

コーヒーの前に座っているのに、そのコーヒーを下げられそうになるなかい部長!
なかい部長「まだいます」
店員「あ、すいません!」
まだ残ってるでしょうがあ、を超える、まだいます…!

万引きを疑う店長にブチ切れ、経理マシーンと化す二階堂さん

絶対ビールは万引きだ!と決めつける店長。
店長「金がないからなんでもやるんだ。貧乏だから許されると思って」
ふみちゃん「ねぇ」
店長「え?」
ふみちゃん「貧乏だからこいつが信用できないの?」
店長「当然でしょう。貧乏人の嘘につきあっていられるか」
ふみちゃん「貧乏だから嘘ついてると思ってんの?」
あるわけないでしょ!というふみちゃんの上に、がっ!とかぶってくる二階堂さん。
二階堂「あるわけないでしょそんなこと!お金がないから盗んだ!?ふざけんなよ!貧乏人が泥棒するって誰が決めたんだよ!この子たちは、大人が見向きもしないお金を集めて、やっと210円貯めたの!大切な人にビールを買うために!」
ここで引用されたのは徳川家康。
『人を知らんと欲せば、我が心の正直を基として、人の心底を察すべし。言と形に迷ふ べからず』
店長「何を言ってるんだ!」
ふみちゃん「家康?」
二階堂「そもそも、おたくの経理はどうなってるんですか。しっかりしてるんですか!?」
ということで、レジ内の現金をチェックすることに。
二階堂「1分で終わらせますから」
お札を数え、小銭を並べ、レシートをだし、計算したところ、レシート上あるはずの現金と、レジの中の現金に210円の差額が。
見事店長を謝らせた二階堂さん。
かっちょいーー!

ビールを美味しくいただくふみちゃんと二階堂さん

かきんこきんに冷やしてもらったビールをいただくふみちゃん。
飲みたがっている湯婆婆の顔がとても素敵。
もちろん、飲んでるふみちゃんの様子は、むしろプレミアムモルツのCMに使ったらいい!というほどのお見事なお顔!おーみーごーとーなーー!
ふみちゃん「くあーーー!うめえ!更新しました!これね、世界一じゃなくて、宇宙一だわ」
兄「大げさだろ金田一」
ふみちゃん「まじでまじで!今まで飲んだビールの中でぶっちりぎの一位!ああ!ちょっと前の俺はこんなビール飲めなかったな…。うん。いいことあるわ、貧乏でも。や、このビールは、どんなに金を払っても飲めないって。ほら」
渡されたビールを飲む二階堂さん。というか、二階堂さんに飲む資格があるビール(笑)
二階堂「あー!ほんとだーおいしー!」
ごっくごっくごっく!
ふみちゃん「ちょいちょいちょいちょいちょい!なに飲んでんの!こんなに!すげー減ってんだけど!いや、ちょ、何これ…!」
兄「つか金田一。そっちの用事はもういの?」
二階堂「あぁ!」
なかい部長のことをすっかり忘れていたので、慌ててでかける二人。
ふみちゃんはビールを離さない。
ふみちゃん「寛太、両太、ありがとうございました!」
兄弟「おう!」

なかい部長の存在感たるや…!3

喫茶店に急ぐが、もちろんもうなかい部長はいない。
ふみちゃん「すいません、ここに、存在感薄めの人いませんでしたか?」
店員「はい。さっきまでいたんですけど…」
それで解られるなかい部長…!
明日こそ!と力を入れる二階堂さん。
二階堂「明日の夜、開けといて下さいね?」
ふみちゃん「言われなくてもあいてるけどね」
二階堂「それ、いつまで持ってるんですか?」
片手に、ビールを持ち続けているんですね。
ふみちゃん「宇宙一だぞ?捨てらんねーだろ」
匂いをかいだりして、かわいいーー

朝飯後、社長に一言いうふみちゃん

朝ごはんをいただいてるところに、二階堂さん登場。
弟「あおねえちゃん
ふみちゃん「どうしたの。そんな荷物持って」
二階堂「私も、ここにお世話になってもいいですか…」
ふみちゃん「なんで」
二階堂「懲戒解雇になったんで…」
ふみちゃん「あ!?」
二階堂「社員寮も追い出されました。それに、後は、これで全部なくなりました」
株を持ってた会社が、経営破たん…!リスク分散はしていなかったの、二階堂さん!
湯婆婆「ま、上がって朝ごはん食べな。なにはともあれ朝ごはん」
しょんぼりテーブルに座る二階堂さん。
二階堂「また、戻ってきちゃいました。こういう生活から、抜け出すために必死にやってきたのに」
ふみちゃん「(むんぐむんぐ)うん」
湯婆婆「あんたも大変だね。さ、食べな」
二階堂「いただきます」
湯婆婆「美味しいかい」
二階堂「美味しい。…悔しいです。あたしには貧乏がお似合いってことなんですかね
ごはんかっこむふみちゃん。
ふみちゃん「ごちそうさまでした」
そうして、会社に向かい、車を降りたふじっきー社長と対峙。
ふみちゃん「社長さん」
ふじっきー社長「また君か」
ふみちゃん「こないだは部外者なのにパーティー会場に潜り込んだりしてすみませんでした」
ふじっきー社長「そんなこを言うためにわざわざ?」
ふみちゃん「社史編纂室の二階堂さやさんがクビになったって聞いたんで」
ふじっきー社長「そうみたいですね」
ふみちゃん「彼女は俺の無実を証明しようとしてただけなんです」
ふじっきー社長「だから?」
ふみちゃん「だから、彼女の処分を撤回してくれませんか」
ふじっきー社長「悪いことをすれば罰せられる。それが社会のルールだ」
ふみちゃん「ほんとに悪いことしたんですかね。彼女も。俺も」
指の差し方が!もう!なんか!いちいち!可愛い!きぃ!
ふみちゃん「失礼しまーす♪」
と、少々かっちょよく去っていくのに、ふみちゃんのおなかは空腹を訴えている。あー、おなかへったー…。

食玩と交換にラーメンをいただけるか

を発見。
自分抜きでそんなことされてたまるか!のふみちゃん。
兄「この姉ちゃんがおごってくれるって言ったから」
ふみちゃん「なんで!」
弟「これと交換でね〜♪」
それが、鹿助のフィギュア。
そんなもんでラーメンおごらないだろーーと思ったけども、そうなんです。これでコンプリートできるんです!
食玩戦国武将が!
ふみちゃん「誰、その鹿助」
二階堂「なんで知らないんですか!」
気にせずラーメン屋に入って、チャーシュー麺だの、ネギラーメンだの口々に言うふみちゃんたち。
二階堂「何便乗してるんですか!おごるのは二人だけです!」
ふみちゃん「いやいや、そこは気前よくいこーよ!」
二階堂「私だってお金ないんです!」
ともかく、鹿助フィギュアを受け取らないことには始まらない。
はいどうぞ!と放り投げられた、あの、鹿助を。ついに入手できる鹿助をついにこの手にできる!と思った、まさにその直前で、キム兄に奪われる。
キム兄「この三日月は…!山中鹿介幸盛!」