Priceless 01

2010/10/22

営業マンのふみちゃんはあんまり可愛くない

会社員しているふみちゃんは、なかなか、ご陽気な営業さんっぷりで、よくお目立ちになる感じ。
前髪が上がっているので、それほど好きではないけれども、担当者がヘラブナ好きかと見てとると、浮きを作っちゃうような小器用なタイプ。
お詫びに伺っても、大げさに謝り、許さざるを得ない感じにしつつ、さらなる要求を通しつつ、浮きで懐柔するなど、大変なご陽気っぷり。
これ作ったのと言われて、
ふみちゃん「見よう見まねで(にこ)」
とか、可愛いわーー。
前髪降りてりゃいいのにーー。
衣笠のサイン入りユニフォームをオークションで落札してしまい、手持ち現金に乏しい17年目の課長職。そんなふみちゃんがご陽気に会社にご帰ってきたらば、おまいは、ちょっとやんちゃな高校生か!南海キャンディーズ山里とオードリー若林が、鬼!と呼ぶ人種か!そんな人の輪の中心になりがちなお人柄。
『香水変えたでしょ、当てていい?』って!オリエンタルラジオ藤森か!
まぁ、もちろん、そんなふみちゃんを取るに足らない人間ですとゆったイッセー尾形は素敵、としか言いようがなかったですけどね。

対するなかいさんは

高橋義彦関連は29万はー、ご陽気にオークションチェック中のふみちゃん。
なかい部長に報告しなくていいんですかと言われてますが、だっていないしとあくまでもご陽気。
なかい部長「いるよここに」
ふみちゃんびっくり!?
なかい部長「ここ」
ふみちゃん「あ、お疲れ様です。エディ電気の契約の件」
なかい部長「聞いてたよ、ここにいたから。今回さ、たまたましのげたからいいようなものの危ない」
出かけていくふみちゃん。
なかい部長「喋ってんだけどね!?」
ふみちゃん「商談に行ってきます」
なかい部長「金田一!独り言になっちゃったじゃない…」

デート中のふみちゃん

せっかく飲むんだったら美味しい方がいいとお値段気にしないふみちゃん
彼女「こないだも高い買い物してた」
ふみちゃん「衣笠のユニフォーム」
彼女「いくら?」
ふみちゃん「14万」
彼女「14万!?いいの?そんな無駄遣いして」
ふみちゃん「無駄じゃないよ。ただ持ってるお金なんてなんの価値もない。気持ちよーく使わないと。あ、後ね、ここの特製ホットドックは絶対食っとくべき」
彼女「はいはい。じゃワイン見てくるね」
とりあえず、特製ホットドックを注文し、七味って注文してくれました?と聞くふみちゃん。何の聞き間違いかと思いましたけど、ほんとに七味。

最後の夜になるとはつゆ知らず

彼女をタクシーに乗せ、窓を開けさせてからのーーー!
ふみちゃん「ううん、なんでもない♪」
うぃ〜!盛り上がってるぅ〜!
跳ねる足取りのご陽気なふみちゃんは、そこで貧しい兄弟と出会うのです。
お母さんの病院に行きたいけど、電車賃を落としちゃった…!
ふみちゃん「病院ってトトロじゃないんだし、猫バスも走ってないし」
兄「うち貧乏だし、借りてもどうせ返せないから。ほらいくぞ」
ふみちゃん「それっていくら必要なんだよ」
兄「電車賃、300円」
ふみちゃん「300円?ほら」
500円玉を出すふみちゃん。
兄「でも」
ふみちゃん「いいからほら。そのかわりもう泣くな」
兄「ありがとうございます。ほら礼言え」
弟「ありがと」
兄弟「ありがとうございました!」
この絶妙の値ごろ感。返せません、と最初から言っておいてからの、300円。あぁ、まぁそれくらいあげるよと言える絶妙な値付け。
ふみちゃんのように、ちょっといいカッコしたい派だと、釣りはいらねーよと500円玉も出してしまう。
おかげ様で、お財布の残金1000円札1枚。リアル残念な大人である私には、しばしばある状況です。
ふみちゃん「東京タワー健在だな」

残念な朝

その日は、ご陽気に缶コーヒーも買っちゃるかと取り出した100円が溝に落ち、取ろうにも手が入らず。
ゆみちゃん「いてっ。100円……。まいっか。あーもう」
そのまま会社に向かう羽目に。

なんだかんだであんまり人気なかったらしきふみちゃん

ご陽気に会社に来たものの、周囲の様子はおかしいは、パソコンにログインできないわ、何これ??状態。
なかい部長「金田一!金田一!」
ふみちゃん「あ、おはようございます」
なかい部長「おまえなんてことしてくれたんだ!」
ふみちゃん「え、俺なんかしたんすか」
連れていかれたのはいかつい会議室。
ふみちゃんが外部に持ち出した情報は非常いに気密性の高いものでと言われ。
ふみちゃん「いや、ちょっと待って下さい」
重役「座りたまえ」
ふみちゃん「情報持ち出したって」
先月10日、財前専務のPCから盗み出された情報があるということですが。
ふみちゃん「入ったことないですよ専務の部屋なんて」
重役「すべての証拠はそろっている」
ふみちゃん「全然解らないんですけど」
重役「罪は事実であると判断し」
ふみちゃん「は?」
重役「本日付て懲戒解雇とします」
ふみちゃん「解雇…え、解雇ってあの解雇ですか」
重役「その解雇です」
ふみちゃん「え?」
朝っぱらから訳わからない事態に陥ったらしきふみちゃん。
ふみちゃん「ほんと無実ですから」
なかい部長「解ってる、解ってるよ。…出来心か?」
ふみちゃん「全然信じてないじゃないですか。もっかいちゃんと調べ直してください」
なかい部長「解ってる」
ふみちゃん「ほんとですよ、おれ会社の情報なんか!」
なかい部長「静かに静かに!俺も、事情調べてみるから。ね?」
ふみちゃん「ほんとですよ?」
なかい部長「ほんとよ?ほんと」
そうしましたところ、ふみちゃんが情報を盗んだということでひそひそ社員たちが話を。おまい、華やかなことやるから、意外と地味な連中から嫌われてたな!?というありさまでケンカになり、豚箱に。

豚箱入りから宿無しに

豚箱では先客が怖かったので、しおしおと座ってたふみちゃん。
なかい部長が受けだしに来てくれましたけども、私物とともに。ふみちゃんみたいな人は、もっと大量に私物置いてますよ!そんな段ボール1ケですみませんよ!でもちっさめ段ボール1ケ。
ふみちゃん「もあいさん」
なかい部長「おまえの荷物だ」
ふみちゃん「…。あの、何かの間違いだったんですよね」
なかい部長「財前さんと話しをしたよ。おまえが犯人なのは間違いないといってた」
ふみちゃん「え?え?え?な、だからなんで。俺なんにもやってないですよ」
なかい部長「何もしないとこうはならないだろ!」
ふみちゃん「信じてくれないんすか、俺のこと」
なかい部長「俺にはどうすることもできないよ」
かえっていくなかい部長。
ふみちゃん「いやちょっともあいさん」
ほんとはもあい部長。どんな字だ。もちろんモアイ部長か。モヤイ部長?
玄関の警官にもうくんなよと、元気な時なら、ほんとにそれいうんだ!というセリフを言われ、はいすいません、ととぼとぼおうちに向かっていたら、マンションの自宅部屋爆発。
ふみちゃん「うぉすげすげすげ!なんだよ!え?3・4・5………うそ!」

宿無し初日

ふみちゃん「はー…。もうー来ませんから」
同じ警察から出てきて、銀行で残高照会すると、残金30円。
ふみちゃん「やっべーな」
全財産が1000円と小銭。
人に連絡しようにも携帯は川に落下。携帯を持つようになってから、さっぱり覚えられなくなった電話番号に勘で電話したらば、たまたま単なる間違い電話となってしまい、10円は公衆電話の中に吸い込まれる…!
ふみちゃん、思い切ってコレクトコールすればよかったんじゃない!?そんなことに思いがいかないのがふみちゃんのご陽気なところ。
どうしたものか、とホットドックの美味しいお店に入れば、ビールはキンキンに冷えてるというし、飲みたいけど、おなかが先とホットドックを頼んだのに、あぁ、あの七味が届いていた。七味1000円。
いい七味ならそれくらいなんでしょうね、という絶妙な値ごろ感、1000円。
しかし、財布の中に1000円しかないふみちゃんには全財産。
しおしおとその1000円で、七味をもらって帰っていくことに。
この七味を舐めたら!?
辛いだけです。
おなかすいた、喉かわいた、お祭りやってる、ビール冷えてる。どうすることもできないふみちゃんは、その夜、段ボールを持って来て、公園で寝ることに。
大事な北別府のサインボールを眺めつつ、子供の頃のことを思いだしつつ、草野球のユニフォームを着て、全然寒い目にあいながら。
そしたら、ホームレスのおじさんが段ボールを追加でくれました。
おじさん「ほれ。掛布団。朝方もっと寒くなっから」
ふみちゃん「ああ」
おじさん「死なれたらこっちが迷惑だからよ」
ふみちゃん「ありがとうございました!…掛布団って段ボールじゃねぇかよ」
でも、かけてみるとあったかい。あったけぇ…!と笑顔のふみちゃん♪
たかーいところから見るちっぽけふみちゃん、かわゆす。

宿無し二日目

朝ー!子供に見られてますが、あまりにだだっぴろいところで寝ていたふみちゃん。
ぼけーー
腹減ったー
お片づけもします。掛布団、敷布団を引きずって。
これまた、ちっぽけふみちゃんがかわゆす。箱庭に入れて飼いたい(笑)
今時喫煙者のふみちゃんの煙草はもうなく、ふと見ると、煙草を吸い終えて灰皿に捨てていく若い兄ちゃんが。
ああ。
これが、背に腹は代えられない。
兄ちゃんがいなくなった隙に、すちゃっ!と煙草を拾い上げ、しゃしゃっと吸い口を拭いて、火をつけて吸ったものの、どうにも口に合わないのだった。
ふみちゃん「何やってんだ俺…」
お金がないおり、喫煙者は困るね。
あぁ、俺何やってんだ…なふみちゃんは、あの兄弟が再び300円をもらおうとしている場面に遭遇。
これはあの500円を返してもらわねば!
ふみちゃん「おまえら、俺こと覚えてるよな」
兄「誰?」
弟「こないだ500円くれた人」
兄「あぁ」
ふみちゃん「さっきのなんだあれ。また電車賃落としたのか」
兄「あんたには関係ない」
ふみちゃん「なんだおまえ、待て待て待て!つかおまえら俺のことだましたろ、な。500円返せ」
兄「やだよ、こないだは気前よくくれたじゃん」
ふみちゃん「今、状況違うんだ」
弟「状況って?」
ふみちゃん「おまえに関係ないだろ」
兄「おじさん、この前より薄汚れてない?」
弟「ちょっと臭い」
ふみちゃん「うそ!」
兄「何かあった?」
ふみちゃん「いや、ちょっと会社クビになって、家爆発して、金が全然ないし」
兄「どんぞこだねー」
ふみちゃん「うるせぇよ!今の俺には500円すげーでけぇんだ。返せ」
ぐーーー。おなかぐーーーー。
弟「腹減ってんじゃない?」
兄「飯でも食おっくか」
ふみちゃん「飯!?」

炊き出しをいただくふみちゃん

公園の炊き出しに並ぶふみちゃん。
ふみちゃん「これほんとに全部ただでいいんですか?」
兄「後ろ詰まってるから早くどいて」
ふみちゃん「どうもすみません」
メニューひゃおにぎりと、豚汁。
ふみちゃん「うわうめーー!うめ!やっぱあれだな。あったかい飯ってサイコーだな」
兄「泣いてんの?」
ふみちゃん「泣いてねーよ」
兄「飯食ったら仕事行くよ」
ふみちゃん「仕事?」

仕事をしてみるふみちゃん

公園で草をむしるふみちゃんと子どもたち。
ふみちゃん「これは?」
兄「それは苦くてダメ。こっちは煮るといける」
ふみちゃん「違いがよく解りません」
兄「よし。今日はこれでいくか。次は風呂行くぞ!」
ふみちゃん「風呂!?」

ふみちゃんのサービスショット

子どもがサッカーをしているところに集まる一同。そのまま、ロッカーに潜入。
兄「試合やってる間に早くはいっちゃえ」
ふみちゃん「なんだよここ」
兄「選手が入るシャワー室、早くしねーと試合終っちゃうぞ」
ふみちゃん「いやまずいだろ」
兄「シャワー浴びてさっぱりするか、臭いままでいるか、どっちがいいの!早くしろよ!」
えーーーーって、わずかな逡巡の後。
ふみちゃん「ふーーいやー、やべ、シャンプー全然泡立たない♪」
そんなサービスショット(笑)
兄「早くしろよ」」
ふみちゃん「はい。おぉーーーー」
弟「また泣いてる?」
ふみちゃん「泣いてないよ!やばいヤル気あるこのシャワー!」

ふみちゃん宿の面倒を見てもらう

ふみちゃん「な、次どこ行くの。次!解った。ひょっとしてただでビール飲めちゃうとか♪」
兄弟「ある訳ねーだろ、んなもん!」
ついた先は、ぐるっと回っておされなアパート。
兄弟「ばあちゃんただいまー」
ふみちゃん「ばあちゃん?」
そこには、おおむね湯婆婆的おばあちゃんが。
抜いてきた草を受け取り、誰だいとふみちゃんのことを聞くおばあちゃん。
兄「あぁ、行くあてなくて困ってんだって」
弟「助けてくれってしつこかった」
ふみちゃん「なに嘘言って!」
湯婆婆「また人様の金に手ぇつけたのかい!」
兄「大した額じゃなく」
湯婆婆「言い訳すんじゃない!お金ってのは、汗水流して稼ぐもんだって言ったろ!」
兄弟「ごめんなさい」
おばあちゃん「大きな声で」
兄弟「ごめんなさい!」
湯婆婆「迷惑かけたんならしかたないね。宿無しなら、今日だけ泊まってきな」
ふみちゃん「え、いんすか?」
湯婆婆「今日だけだよ、慈善事業じゃないんだから」
兄「きな」
弟「きな。布団はここ」
兄「部屋はここな、他の部屋絶対あけんなよ」
ふみちゃん「え?ここ誰かいるの?」
兄「あたりめーだろ世の中、びんぼー人がたくさんいるんだから。これで500円ちゃらな」
弟「500円じゃカプセルホテルも泊まれないよ?」
ふみちゃん「はー、ごゆっくりって言われても…」
部屋でごろーん。
寝姿がいちち可愛い。やっぱり箱庭に入れてあげたし。

宿無し二日目の夜

兄弟の親のことを湯婆婆に尋ねたふみちゃん。
父親は蒸発して、弟の亮太が探しているのは、父親からもらったブルドーザーのおもちゃ。
湯婆婆「貧乏人は早寝に限る!さっさと寝な!」
ふみちゃん「すいません」
靴下ぬいで、ボール見て、ボールを上に投げては受け止めて手が痛し。
箱庭ふみちゃん♪

宿無し三日目のふみちゃん

湯婆婆「じゃいただきましょう」
一同揃っての朝ごはん。
ふみちゃん「これ、昨日とった雑草じゃない?俺のめざしは?」
ゆみちゃんの前には、ごはんだけ。
ふみちゃん「あのすいません」
湯婆婆「なんだい」
ふみちゃん「俺、ここに置いてもらってもいですか。新しい仕事を探すのにも住所が必要なので」
湯婆婆「1日500円」
ふみちゃん「500円」
湯婆婆「毎日500円持ってこれれば朝食付きで住まわせてやるよ。アパートの中の掃除とか雑用やってもらうけど」
ふみちゃん「500円でいいんですか?速攻で持ってきます。いやでもな、500円じゃないな800円」
兄「800円?」
ふみちゃん「500円はここに。300円は、ビール代。今日くらいビール飲まないと♪」
湯婆婆「そういう贅沢はまず500円稼いで見せてから言いなよ」
ふみちゃん「楽勝って言ってるじゃないですか」
ぱくぱくっ。
ふみちゃん「なぁ。昨日ブルドーザーあった?」
兄「ある訳ないよ」
湯婆婆「人の心配よりどうやって800円稼ぐか考えた方が」
ふみちゃん「だから余裕って言ってるじゃないですか」

ふみちゃんの持ってたものはおおよそ50円

買取屋「50円ですね」
ふみちゃん「え、でも、大学の時に、銀座の高級ブティックで買ったブランド品ですよ。ほらほら」
まさかのLV。
買取屋「全部で50円」
ふみちゃん「京都から取り寄せた高級七味」
買取屋「全部で50円ですね」
ふみちゃん「ユニフォーム。これ超縁起のいいユニフォームで!」
買取屋「全部で50円ですね」

500円稼ぐためにその1

自動販売機の釣銭口を探る。
ふみちゃん「全然ねぇな…」
自動販売機の下まで見ているのを親子連れに見られ、よかったー!とコンタクトを入れる所作を。
ふみちゃん「いてててて!」
のオプションまで。

500円稼ぐためにその2

水の中に100円が。
靴下脱いで取りに行くが、なんかいい感じの素足。
ふみちゃん「あぶなあぶな!あっ!」
人に見られながらのバランス崩しながらのやっとの思いで拾い上げたらば。
それは、ボタン。

500円稼ぐためにその3

ふみちゃん「賽銭箱…!」
いやいや、と、通り過ぎたと思ったら、賽銭箱の前に吸い寄せられてしまったふみちゃん。
はっ、100円が、ひっかかってる…!と、指先で挟んだものの、宮司さんが見ておられる。
ちゃりーんと落とし、ぱんぱん!のんのん!
どーにもならん。次は工事現場で働くかと眺めているふみちゃんの前髪!前髪!
湯婆婆「稼げたかい!」
前髪!
ふみちゃん「いやまだです」
湯婆婆「会社にいた時は、自分がいつの間に500円稼いだかなんて考えたこともなかったろ。一生懸命、汗水流して働いてみな?今のあんたなら、500円の重さが解るだろうさ」
ぱちーん!ふみちゃんの背中ををひっぱたいて帰っていく自転車の後姿は、まさに湯婆婆!
ふっと笑うふみちゃんは、小銭集めから、就職活動へ。

500円稼ぐためにその4

職安でも今日からは無理。
ホストクラブでは。
ホスト「うちは20代の子で」
ふみちゃん「28です♪」
ホスト「えっ?」
ふみちゃん「38です…」
他でも、急に1日と言われても雇ってもらえず、ふむーーと歩いていたところで、空き缶集めてる人とすれ違い、ぬぬっ!それが!と空き缶拾いに励むことに。
缶コーヒー飲んでるサラリーマンが飲み終えるのも待ってしまうほどに!
座り方が男前♪おとこまい♪
それで、ある程度集まった空き缶をどう換金するのか、以前見かけた空き缶拾いの人に聞いてみたら、1s80円。ふみちゃんが拾ったくらいだと30円くらいですが、それはおじさんたちの縄張りにあったものなので、と取り上げられる。
でも、30円じゃん!とはいえ、まったく稼げないふみちゃん。

500円稼ぐためにその5

マスターに見つけられ、手を振られて、手を振りかえすふみちゃん。
思い切ってここでもお願い。
人を雇う余裕はないけど、そんなに困ってるならと800円くれようとするマスターに働きたいんですとお願いするふみちゃん。
働き出しますと、腰は軽く、ちゃっちゃとなんでもできるタイプ。
さくさく、ちゃっちゃと働いてましたら、前の会社の人たちが。こ、これは…!と反射的に隠れるふみちゃん。
なんだかんだふみちゃんの話になり、マスターもどーしたらええのやら。
ふみちゃんは、洗い物をこそこそとやるばかりなり。
マスター「だいじょぶ?」
ふみちゃん「働かせてもらってるのに、ケンカする訳にいかないじゃないですか」
おたまを見つめるふみちゃん。
ふみちゃん「金、稼ぐって大変すね」
前髪!前髪っ!
マスター「もういいよ金田一さん」
ふみちゃん「すいません、変な気遣わせちゃって」
マスター「仕事も終っていいから。もう十分だって」
ふみちゃん「いんですか、ほんとに」
マスター「さっきの連中みたいに、前の金田一さん否定する気ないけど、今の金田一さん悪くないと思う」
前髪がいいよね!前髪!
ふみちゃん「いやいやいや」
マスター「ありがとうね、手伝ってくれて」
ふみちゃん「すいません。じゃあいただきます」
800円!ゲットだぜ!800円ぎゅっ。ぴっかり500円玉♪

お祭りにやってきたふみちゃん

このロゼッタ人「冷えてるよビール、300円」
ふみちゃん「冷えてるんだ。じゃあ1本。おぉ!うわ、かちんこちんだ♪♪」
ロゼッタストーンのCMに出ているおじさんが売っているビールにわくわくふみちゃん。
しかし、そのふみちゃんの行く手を阻む兄弟。
300円のゲームの賞品の中にブルドーザーのおもちゃが。
…100均にありそうな、ブルドーザーのおもちゃ、が…!
兄ちゃんも、あんな子供っぽいおもちゃいらねーだろ、と的を射たことをゆってくれますが、弟は未練たらたら。
あーーーー。
あぁーーーーしょうがねぇぇーーーーとビール代の300円を、そのゲームに振り返ることにしたふみちゃん。
ふみちゃん「亮太、やるか。気持ちよく使おうぜ」
300円で三球もらい。
ふみちゃん「一人一球ずつな。大事にいこ」
ひょーい!と投げる弟(笑)
兄は、後、もうちょい!残りは1球。
ふみちゃん「まかしとけ。こう見えても草野球で鍛えてるから」
兄「ピッチャー?」
ふみちゃん「肩壊してサード」
兄「大丈夫かよ」
横を向いたふみちゃんの体は、結構薄い。
そしてこれが力みすぎてのまさかのすっぽぬけ。子供らがっかり。黄金の右腕が悲鳴を(笑)!
ふみちゃん「悪ぃ、亮太。明日また挑戦するから」
しかし、お祭りは今日まで…。さすがに諦めた弟ではあったけれども、ふみちゃんのバッグにはまだボールがある。
これがあたかも最後の一球であるかのようにふるまうふみちゃん。
ふみちゃん「絶対取ってやるから」
兄「これって、大事なボールじゃねぇのかよ」
ふみちゃん「いや、全然?北別府。俺に力を…」
お父さんがくれたサインボールでしたが、投げるよ!投げちゃうよ!というところで終わって、当たったの!?と生スマで中居さん以外の人からめっちゃ聞かれることになるよ!