2012/8/17

• 木村ソロのジャケットに、ダークの自分撮り写メを選んだ理由？

「聞いていただきやした。ありがとうございます。
質問、これからいきますか」

• ソロのレコーディング裏話
  

「イメージしてくれる通りで。はい。
まさにそれをイメージして欲しくて、させていただきました。
ほんとに、今回のアルバムのソロどうするどうするって関係者スタッフに聞かれた時にどうしようかなー。パフォーマンスばっちりで踊る系か、そうじゃないかどうしよってなった時に、さっきも言いましたけど、ダンサブルなものを選んだとして、ステージでパフォーマンスしたとして、想像すると、なんかこうやってることを客席がただ受け取ってくれるのはもちろん嬉しんだけど、一つになりづらいなと思ったんです。
圧倒させることができれば一番なのかもしれないけど、もっと一つになれる方法はないのかなと思って、演奏もして歌いもするんだけど、客席も歌ってくれて初めて成立する、そういう空間と時間にしたいと思って。
頭の中にはなんとなくイメージあったんです。曲どうしようかなとなった時に、ブラックパイレーツの収録をしてたんです。よく考えたら、ブラックパイレーツのメンバーって、全員プロのミュージシャンだから、それでね、僕が、気になるスパニッシュギターの曲があって、マーティンにマラゲーニャとか弾けちゃうのって。あのメイクのまま弾きだして。
高校の頃からハードロック聞いてたし、その世界に実際にいた人が、今こうやって一緒に仕事できるってすごいなって。試しに、今度アルバムを作るんだけど、ソロ曲、なんとなくのイメージはできてたんで、誰に頼もうかなって思って。マーティン、そういうことってオッケーなの？て言ったら、全然書くよ〜♪って言ってくれて、ウソでしょって言ったら、いやほんとにそういうの嬉しいって言ってくれたりして、ほんで、本気にしていい？ってなって。
そっから速かったっすよ。
デモテープできるの3日で来て。そしたら、メロディーラインとか、すごい好きだったし、イントロの雰囲気とかよかったんだけど、ギターソロも何パターンも作ってくれてて、彼が全部ギターやって送ってきてくれて。
すごい作業早かったですね。とんとん拍子に話が進んで、マーティーのあのソロがすごいんです。彼にしかできないテクニックだと思うんです。
ギターソロ、エレキギターをメインにするよりアコースティック、アコギのソロって立ってこないんです。他の楽器に埋もれちゃって。
彼がとった手法っていうのが、ギターソロ、普通に弾いてるように聞こえてると思うんですけど、彼、まったく同じタイミングで、全く同じメロディーを重ねて録ってるんです。
多分彼にしかできないないなって。エンジニアの人も言ってたんだけど、後でバランスを整える時にこれ、ダブルですよね。ダブルなんだけどずれない。ずれてないから立たせるのが難しいって話があって。エンジニアさんを悩ませたテクニック。
彼が弾いてくれて、それを受け取った後に、ボーカルのレコーディングを。
まずは雰囲気を台紙にして、でも結構速く終わりましたね。デモテープからずーっと聞きこんで、耳についてたんで、あんまり、探るとかなくて、言葉一つ一つを大事に考えて。コンサートの会場をサングラスかけて目を閉じながらイメージしながら、気づいたら終わりでーすって。あ、終わったんだって。
確か僕のソロ曲の後に、えー、真夏の脱獄者を録りました。そんなレコーディングの順番はどうでもいいだろってことなんですが」

• 曲はどうやって覚えてる？お気に入りは？

「いや、今回のアルバムで好きな曲ですか。割と、そうすね。
聞いた後よりかは、でも聞いた後の印象よりか自分が参加させてもらって歌った後の印象が変わってる曲が多かったんので。
それこそ真夏の脱獄者って椎名林檎さんが作ってくれた曲とか、無理無理って思った。ほんとに。
だって椎名林檎さんの世界観だもん。これSMAPでできる訳ないじゃん！って。いやマジで。
いやー、これはちょっと厳しいと思って、僕があげた、今回これがいんじゃないですかってリストの中には入ってなかったんで。
でもレコーディングスタジオでリストアップされて、これやるの？って言ったら、いやこことここ、お願いしますって。まーじーー？って。
僕のソロ録り終わった後に録ってみたんですが、やったらやったであれ？と思って。なんとか、なった？って感じになり。
なんか、だから、印象がね、第一印象から全然よかった曲が一杯あって、好きっすね
後の歌詞ね。歌詞どうやって覚えてるんですかってことなんですけど、頭で覚えようとしても、全然覚えられないです。リハーサルやるじゃないですか。1日Ｔシャツ4枚くらい着替えるくらいやってるんですけど、リハーサルの時に歌っとかないと。そこで覚えますね。
リハで声だして歌ってると、なんか、自然に体に入ってくるというか。
風景ってあるじゃないですか。
この風景の時にこの言葉だよねって、徐々に、徐々に理解していくと染みついてきますね。
という感じでございます」

• クレイジーファイブのなぁに、の声が低いのは、なか、いやいやいやまっぴーさんの提案ですか？
  

「そうすね、あのクレイジーファイブ、のリアクションも多いですね。
あの、もうすでに手元にファンレターとかいただいて、目を通させていただくと、今回あのクレイジーファイブ神っす！みたいな、リアクションがあるんすけど、神まで行ってんのかなと思うんですけど、はい。
最初に聞いた時はね、いやー、さすが一筋縄ではいかないなって感じはありましたね。ばーんってラップでメンバー紹介があって、あーきたきたきと思って聞いてて、僕も移動車の中で聞かせてもらったんですが、ちょっとね、木村くんーーーー！なーぁーにーーー！の部分を仮歌で聞いた瞬間は。
ちょっとなんだろな、自分の、体に斜めにわたっているシートベルトをね、つかんだっていうか。マジで！？っていう感じはありましたね。
でも、ね、きっと会場では、はい。がっつがつに盛り上がれる曲になってると思いますけどね。
声の低さ、声の低さってどういうことだろ。呼びかける時と返す時。
いやでもね、色んなパターン録ったんです。色んなパターンを録って、答える時、なぁに、って、仮歌には確かに、木村くんーーーー！（高音）なーーあーーにーーー！ってこういう声だったの。
何だけど、待てよと思って。俺一発目の紹介だし、これ勢い、なんかあったほうがいいなって。じゃあ本場行きますってレコーディング始まった1テイク目に、普通に来たから、（低音）なーぁにーーって、答えたんです。
そしたら、レコーディングスタッフ全員が爆笑の渦になり、これでいいんじゃないかなって。そういうリアクションがくるんだったら、今のでよかったなと。これでお願いします。一応高い方録っといていいですか？で、さっきみたいなのも録ったんですが、使われたのはワンテイク目ですね。
ちょうど、はいこれ、ガチの話で、ちょうど昨日ですね、このクレイジーファイブの振り付けをしたんですけど、くたくたになります。
でも、ステージ上はっくたくたになってると思いますけど、きっと客席は非常にいい汗かける時間と空間になってると思いますよ。楽しみにして欲しいと思います。
実際ライブまで一週間ですからね。
ほんとにちょっとこれは、蓋開けてみないとまだ解らない。リハーサルをさせてもらってるんですけど、お客さんのリアクションがあって、初めて本番だと思ってるんで、その二つがあって、ギフトの交換ができるのが非常に楽しみですね」